外壁塗装の後にピンホールが発生する原因として、下地調整が不十分であったというものが考えられます。
高品質な外壁塗装をするためには、塗装作業の前に次のような下地調整を行う必要があります👇
ピンホールが発生する最も多い原因として、重ね塗りの際の乾燥が不十分であるケースです。
外壁塗装ではたった1回だけ塗料を塗れば完成するわけではなく、
【下塗り・中塗り・上塗り】と呼ばれる、合計3回の重ね塗りをするのが基本です。

重ね塗りをする際には、すでに塗ってある塗料を十分に乾燥させることが大切です。
乾き切っていない塗料の上に重ね塗りをすると、内側の塗料に含まれている水分が乾燥する時に、
外側の塗膜に穴が開いてしまうことになります。
外壁塗装では、ローラーを使って手作業で行う【ローラー工法】と、
スプレーガンと呼ばれる機械を使って行う【スプレー工法】があります。
スプレー工法で使用するスプレーガンの内側が汚れていた場合、塗料にその油分が移ってしまい、
ピンホールの発生原因になることがあります。
外壁塗装に使用する塗料は、原液をそのまま使うのではなく、水やシンナーで薄めて使用します。
“水で薄めると塗料の性能が悪くなるのでは?”と心配になる方がいるかもしれませんが、
塗料メーカーは薄めることを想定して塗料を作っているため、問題ありません。
塗料の希釈率はメーカーがある程度の目安を出しています。それに従って塗料を希釈しないと、
薄すぎたり濃すぎたりして、施工不良としてピンホールが現れてくるのです。
塗料を必要以上に厚く塗りすぎたり、薄く塗りすぎてしまうことで、ピンホールの原因となる場合があります。
塗膜には最適な厚みがあり、厚すぎても薄すぎても品質が悪くなってしまいます。
外壁塗装には適した気温というものがあり、適切な気温ではない日に塗装をすると、
ピンホールが発生する原因となることがあります。