足場の設置が終わり、翌日には外壁と屋根の高圧洗浄が行われるところで塗装業者さんから、
いくつかのお願いをされました。それは、
“家中の全ての窓を閉め、カギを掛けておいてください”
“シャッターも全て閉めておいてください”
“明日は皆さん、ご不在でも問題ありませんよ”
との内容でした。私は、しっかりその内容を守りましたが、当日の夕方、
私が帰宅するとあることで驚きと怒りが込み上げて来たのです。
なぜかというと、全部の部屋が水浸しになっていたからです。
家具やソファーやカーペットなど、色々なものが水浸しです。
辺りを確認すると、通気用のダクトから水が吹き込んでいました。
すぐさま塗装業者さんに苦情の電話をしました。すると、
“あ〜そうでしたか、恐らく通気ダクトから水が入っちゃったのかな?”
“何しろ高圧洗浄機だから高圧で水を吹き付けるんですよ。だからかな〜?”
“明日、状況を確認しに、お邪魔しますね~”
と、このようなことを言うだけで、謝罪の一言もありませんでした。私は、
“ふざけるな!このまま濡らしたままでいろっていうのか!”そして電話を叩き切りました。
翌日、塗装業者さんに
“今回の塗装工事の件は全てキャンセルします!全てあなたのせいですよ!!”
そう言い放つと、流石に業者さんも慌てていました。その後に、やっと謝罪がありました。
そして、水に濡れてダメになったものは工事の保険で直してくれることになったのです。
それから10日間ほど経ち、塗装工事が終わってから業者さんがボソッと言ってきました。
“本当は、換気口や通気口などはビニールで養生するはずだったのに…。”
本当は、うっかり忘れていたとのことでした。
そして高圧洗浄については経験の浅い職人さんが担当したらしく、ダクトの内側の汚れも
取ってやろうと良かれと思って頑張った結果だということを聞かされました。
会社選び、職人選びに失敗したなとつくづく思わされた出来事でした。